地域コミュニティ「伊米ヶ崎共和国」2020年度   事務局より
 
    2021年 3月26日 発信  
     
   2021年 2月23日 発信  
     
     
   2021年2月15日 発信  
     
     
   2021年2月8日 発信  
     
  2021年1月発信   
     
     
   虫野区で「賽の神(さいのかみ)」が実施されました。(伊米ヶ崎小学校グラウンドにて)

 1月17日(日曜日)に虫野区では「コロナ禍」で多くの地域行事が中止となる中で、「コロナの終息祈願」を兼ね、「賽の神(さいのかみ)」が盛大に実施されました。
 この時期の地域の伝統行事としては従来、1月15日の「小正月」を中心に、前日の14日は「鳥追い」、15日は「賽の神(さいのかみ)」 などがありました。年神様や先祖の霊を迎える行事が中心の大正月(元旦)に対し、小正月(1月15日)は、五穀豊穣祈願などの農業に関連した行事が中心です。また、小正月までが松の内とされ正月飾りが飾られていました。その前日には、稲や農作物を食い荒らす害鳥(かって、朱鷺がその象徴とされていました)を追い払って、1年の豊作を祈る、「鳥追い」と言う行事も実施されていました。雪深い魚沼の郷では、子供たちが鳥追堂という雪洞を作り、夜には鳥追いの歌を歌いながら集落内を回り、その後、藁を敷いて暖かくした雪洞の中で餅を焼いたり、ミカンやお菓子などを食べながら、子供たちだけの楽しい夜を過ごすという行事でした。また、欠かせない小正月の行事が「賽の神(さいのかみ)」でした。

 深く雪の積もった田や畑の上に、山から切り出した杉の木を芯にして、鳥追堂に敷いた藁を巻き、持ち寄った正月飾りや神棚の古いお札、書き初めなどを燃やすことで家内安全や商売繁盛、五穀豊穣などの福を願った行事です。この「賽の神」の火で焼いた餅やスルメを食べると1年間病気にならないとの言い伝えもあり、皆がこぞって、小枝の先に吊るして焼いて食べました。また、伊米ヶ崎地域は養蚕や製糸業が盛んだったこともあり、小正月には木の枝に刺した繭玉の形をした餅花を飾り、それを「賽の神」で焼いて食べるという風習もありました。

 歴史の変化の中で多くの伝統的な地域行事が無くなる中、虫野区では区長を中心にこの「賽の神(さいのかみ)」を、参加者や子供たちのことも考え、休日に実施するなどの工夫をしながら、現在も続けています。
 
  2021年1月発信