地域コミュニティ「伊米ヶ崎共和国」の発足に向けて

                      平成28(2016)年11月24日  伊米ヶ崎区長会

1、地域の現状と課題

 魚沼市が平成16年11月に広域合併を果たし、12年が経過しました。
この間、期待されていた魚沼市の行財政の健全化は、ようやく経常収支比率等において改善がみられるようになりました。しかしながら、市域の85%が森林地帯と言われ、冬には雪に覆われる広い魚沼市の各地域には、かつて競うように整備された道路網や各種公共施設が点在しています。
 市内に28ある公設の社会体育施設等の維持費も財政上の大きな負担となっており、各施設とともに見直し・再編が進められている途上です。
 また、市内各地域で少子高齢化や若者の流出が進み、集落共同体の維持が厳しい地区も出てきています。先日報道された平成27年度国勢調査の結果では、魚沼市の人口減少率は県内20市の中で最大の佐渡市(8.7% -5,472人)に次ぎ2番目(7.5% -3,009人)となっています。私たちが暮らす伊米ヶ崎地区とて例外ではありません。
 伊米ヶ崎小学校を校区とする8集落の合計では、平16年に世帯数544世帯・人口約2,072人でしたが、現在(H28.10)は560世帯・約1,833人となっています。
 市制が施行されて12年の間に世帯数は若干増加していますが、人口は約240人の減少となり、少子高齢化も確実に進行しています。

2、地域の誇るべき歴史と特色
 伊米ヶ崎地区は、各集落がそれぞれの個性を持ちつつも、農業を基盤として互いに助け合い、協力し合いながら集落共同体を維持してきました。その中心にはいつの時代も地域の子供たちが通う学校の存在がありました。
 伊米ヶ崎小学校が受け継いできた「星と稲の訓(おしえ)」(朝に星を戴きて出で努め励みて我が伊米ヶ崎校及び伊米ヶ崎村の発展を期さん)、地域の教育や文化的風土に大きな影響を与えた大正末期の「八海自由大学」、その影響のもとで昭和6年に文部大臣に認可申請書が出された、北原白秋・山田耕筰両氏の作詞・作曲による「伊米ヶ崎小学校校歌」など、地域が誇る歴史や文化は今なお地域全体に色濃く残っています。
 「勤勉さ・努力・向上心・自立心・地域貢献」などを大切にするこころは、美しい自然に囲まれた穏やかな農村の生活とともに、校歌として姿を変えて子供たちに歌い継がれてきています。
 今後も私たちは、伊米ヶ崎小学校を中核として育んできた教育村の精神を継続させていくとともに、子どもたちに明るい未来が開けるよう、地域の教育力を発展させていかなければなりません。

3、伊米ヶ崎地区の未来に向けて
 進行している少子高齢化に歯止めをかけ、地域を守り、地域の活性化に取り組むことは私たちの目前に迫った大きな課題です。
 伊米ヶ崎地区8集落は、それぞれの地区の自主性や活動の独自性を守りながらも、人材や英知を集め、課題解決に向けた体制づくりを進めていかなければなりません。
 地域コミュニティ「伊米ヶ崎共和国」設立の目的はまさにそこにあります。
 伊米ヶ崎地区に集う住民の力で、明るく住みやすい地域づくりをともに進めたいと願っています。
 
 
  「設立総会案内用全戸配布ビラ」

 
 
   
 
  「作成した地域振興計画での会長挨拶ほか」